このブログは小説(二次と一次)と日記を中心に書いています。後、日記ではジャニーズファンなのでその事を書いてたりします。
今回も最終章です。まず、本編の前に、登場人物紹介です。話の続きを観たい方は続きをお楽しみ下さい。*この小説はオリジナルキャラを含みます。苦手な方はお控下さい。書庫にも、UPしました。最初から読みたい方は書庫をご覧下さい。
<第4話登場人物紹介>
漣(さざなみ)・・・フルネームは漣 望(さざなみ のぞむ)。輝の中等部の生徒会長。何時も、眼鏡を掛けている地味な美少年。椿に片思いしている。
今村 菜桜(いまむら なお)・・・初等部から輝の悪友?で椿の幼馴染。椿の事が大好きだが、毎回振られている。美少年だが、・・・。母親のすみれと2人暮らしで父親は居ないらしい(決して離婚しているわけではない。)。母親のすみれはフラワーショップすみれを経営している。因みに、今村は母親の姓である。
<Honey&Maple~桜と紅葉~4>
桜「ねえ、一体、どしたの?小狼君!」
桜は小狼に訊ねた。
小狼「一体、あの女は何なんだ?」
紅葉「ああ、あの人?ただのむかつく人!」
輝「確か、学校の生徒で2番目に凄い人だったと思う!で、ちょっと変わった人?僕達は一様、生徒会役員!」
紅葉「変な人の間違いじゃないの?あきらちゃん!」
桜「ちょっと変わった人って、知世ちゃんみたいな人?」
小狼「生徒副会長で大道寺みたいな変な人か!あんな人で学校は大丈夫か?」
輝「大丈夫か、どうか、判らないけど、この人で今までやって来れたんだから、大丈夫じゃないのか!」
小狼(答えになってないぞ!)
「そ、そうか!」
桜「そうなんだ!でも、椿さんと何時出会ったの?」
小狼(そんな事、聞いてどうするんだ?さくら!)
輝「えっ!?えっと・・・」
紅葉「!?」
(もう、この子は何て事、聞くの?)
輝と紅葉は桜の言った事に驚いたのである。
輝「あっ、あれは3年生の頃だったと思う!学校の帰りに偶然、椿さんと出会ったんだ!椿さんは買い物の帰りだったらしい!買って来た林檎を紙袋から椿さんが坂から転がしたのを僕が拾ってあげたんだ!その後、アップルパイを御馳走するから、家に来てと誘われたんだけど、僕は急いで逃げたんだ!」
桜「そうなんだ!」
小狼(怪しい女だと思って、逃げたんだな!)
紅葉(くっ、アイツめ、今度、会ったら、許さないんだから!)
桜「紅葉ちゃん、どうしたの?」
紅葉「えっ、あ、何でもないから、気にしないで!さくらちゃん!」
桜「そうなの?」
小狼(この女、さっきからどうしたんだ?何か、怖いぞ?)
紅葉「ちっ!」
(あきら、その女のどこが良いのよ?その人よりも、あたしの方が可愛いんだからね!)
輝(ん?何か、寒気がして来た様な?冷房で冷えたのだろうか?)
輝は突然、身震いを感じた。
輝「何か、寒気がする!」
桜「そうなの?冷房で冷えたんじゃないの?」
輝「有り難う、木之本さん!上着を着るよ!」
小狼(い、いや、違う!2人共、その寒気じゃないだろうが!それは、・・・こいつ、藤堂からしてるんだって!)
小狼は紅葉から漂ってくる殺気にビビッていた。
?「僕の事、呼んだ?ん?これは一体、何が有ったんだ?」
眼鏡の男が輝達の目の前に現れたのだ。どうも、この人が生徒会長らしい。
輝・紅葉「せ、生徒会長!?別に、貴方を呼んだつもりは有りません!」
生徒会長「ああ、そうなんだ!そ、/////それより、白峰君は見かけませんでしたか?」
小狼(な、何だ?この人は!この人が生徒会長?何か、胡散臭いなぁ?)
桜「椿さんなら、とっくに、帰られましたよ!」
漣「あ、そ、/////そうですか!後、僕は生徒会長の漣(さざなみ)です!白峰君に宜しくお伝え下さい!」
桜「あっ、はい!椿さんに会ったら、伝えて置きます!漣さん!」
漣はレストランを後にした。
輝「つ、伝えなくて良いです!」
桜「ほえ?何でなの?雨寺君!」
輝「い、いや、木之本さん?何でって、聞かれたも!だ、駄目なものは駄目なんだ!」
紅葉「あ~あ、ホントに、めんどくさい男ね!アンタは!後、あの漣っていう生徒会長もね!正直ウザいんだけど!」
輝「今、お前、何か、言ったか?僕はお前の方がめんどくさいわ!ホンマ、お前はうっとうしい事しか言わないしな、消えて欲しいんだけど?」
紅葉「あっそう?帰るわよ!もみじが帰りゃ良いんでしょ?馬鹿あきら!さようなら!」
紅葉は怒って帰っていた。残された桜と小狼は途方に暮れていた。
小狼「あの、雨寺、お前はな、・・・」
輝「な、何だ?李!」
桜「雨寺君って、本当は紅葉ちゃんの事、どう思ってるの?」
輝「はぁ!?何で、そんな事聞くんだよ?」
桜「そこは今、はっきりさせて置こうよ?ね!知世ちゃんがね、言ってたよ!そういう所、はっきりしないと、女の子に嫌われるんだって言ってたよ!実際の所、紅葉ちゃんと椿さんのどっちが好きなの?」
輝「なっ、何言ってるんだ、このコイツは?李、木之本さんの事、止めてくれ?」
小狼「うっ、さ、さくらの奴は言い出したら、聞こうとしないんだ!」
輝「そ、そんなぁ~!?そんなのって、有りなのか~?う~ん、どっちかっと言ったら、椿さんかなぁ?」
(どっちも、どっちなんだけどな!)
桜「そ、そうなんだ!じゃあ、この際だから、椿さんに・・・ちゃんと、言っといた方が良いと思うよ?雨寺君!好きだって!」
輝「うっ、/////うわぁ!?な、な、な、な、何で、そんな事、言わなくちゃいけないんだよ?/////」
小狼「さくら、お前は!いい加減にしろ!雨寺は困ってるだろう?」
桜「だ、だって!だって!小狼君、紅葉ちゃんと椿さんは雨寺君の本当の気持ちを知りたいはずだもん!」
小狼「いや、確かに、そうかもしれないけど、お前には関係ないだろう!余計な事に首を突っ込むな?」
桜「ごめんなさい!」
輝「ああ、確かにそうだな!僕がはっきりしないのが悪いんだな!」
小狼「何だ、解ってたのか?だったら、何で、・・・」
輝「えっ、そ、それは、・・・アイツが悪いんだ!」
小狼「アイツって、藤堂の事か?」
輝「そうだ!紅葉が話をややこしくするからこうなったんだ、よ!」
輝は続ける。
輝「アイツは自分の好きだって、気持ちを曲げようとはしないからな!それで、困ってるんだよ!」
桜「それって、すごい事だね!」
小狼「何が凄いんだよ?さくら!こいつにとっては好きでもない女に振り回されて、凄く迷惑してるんだぞ?それがお前は判らないのか?」
輝「それも、幼馴染歴13年、正直、僕は疲れたよ!」
小狼「な、長いなぁ!」
桜「ほえっ、13年!?千春ちゃんと山崎君より長いね!」
小狼「それは当たり前だろ!確かに、山崎と三原は4,5歳位の頃から、一緒だからな、それは長いだろうよ!雨寺、あの人とは何時頃から、一緒なんだ?」
輝「僕が小学校3年生頃だから、・・・確か、今年で5年目かなぁ!」
桜「私と知世ちゃんと一緒だね!」
小狼(さくらは大道寺と付き合ってから5年目になるのか!それから、ずっと、さくらはアイツに酷い事をされて来たんだろうな?可哀想に!俺が出来るものなら、変わってやりたいよ!)
桜「小狼君?どうかしたの?青白い顔して?」
小狼「いや、何でも無い!」
桜「そ、そう?なら良いけど!」
?「はい、こんにちは!あんれぇ~?つばきちゃんは?」
輝「い、今村!?ど、どうして、お前がここに、居るんだよ?」
小狼「あ~あ、また、変な奴が来たぞ!もう、勘弁してくれよ!」
菜桜「お前は変な奴って、何だよ?アンタは失礼な奴だなぁ!それより、つばきちゃんは?雨寺!」
輝「そんなの、知るか!」
菜桜「ええっ~!?さっき、つばきちゃんの家のメイドさんの宗方さんがつばきちゃんが家に帰ってないから、心配して探してたぜ!」
輝「いや、何時もの事だろ!お前も、椿さんに何かしたんじゃないのか?」
(椿さんは宗方さんっていう、メイドさんの事が嫌いなんだろうな!)
菜桜「な、何を言ってんだよ?雨寺!んな事するわけないだろう!あっははは!」
輝「笑いじゃないだろう!ほら、ちゃんと謝って来い!今村!」
菜桜「あっ、いたたたっ、何するんだよ?雨寺!つうか、押す事ないだろう!あっ、それより、この前さ、可愛い娘(こ)を見つけたんだけど、その娘、少し黒髪で、瞳が雨雲の様な灰色で小柄な娘だったよ!それから、うちの中等部の制服着てたぜ!今度、声掛けてみようと思うんだけど良いかなぁ?」
輝「だ、駄目だ!」
(って、それは俺なんだけど!)
菜桜「何で?あんな可愛い娘、今時居ないと思うけど、あ~あ、残念だなぁ!ん?まさか、お前、狙ってるの?」
輝「そんなわけないだろ!馬鹿か?お前は!」
菜桜「どうせ、馬鹿ですよ!まぁ、いっか!本人に今度、直接聞いてみようっと!」
輝(コイツ、とんでもない女たらしだ!もう、関わりたくない!あ~あ、今村はホント、正直めんどくさい奴だな!)
「お前の戯言は聞き飽きた!とっと失せろ!」
菜桜「その言い方、無くない?まぁ、良いけど、俺は勝手にやらせて貰うから!」
輝「もう、何も言う気を失せた!もうお前なんか知らない!僕に構わないでくれ?」
(あ~あ、コイツ、全く解ってない!コイツ、何を言っても無駄だな!ああああ、これから、どうすれば良いんだ?)
菜桜「また、明日!バイバイ!」
輝(今村はホント、嫌な奴!)
菜桜は輝の頬を突くと、ファミリーレストランから出て行った。
桜「何なのあれ?」
小狼「アイツは一体なんだよ?」
桜と小狼は呆れた顔をしながら、見ていた。
輝「最後のあれは何なんだ!聞かれても、絶対、無視してやるから!あ~あ、あんな事、引き受けるんじゃなかった!」
輝は沈んだ声で言った。
輝「あれは全部、紅葉達のせいだ!」
小狼「いや、その相談に乗ったお前も悪いんじゃないのか?」
桜「嫌なら、最初からやらなきゃ、良いと思うよ!」
桜と小狼から一方的に責められた。
輝「アンタも言ったじゃないか?」
小狼「えっ!?俺はあんな事、本気で覚えは言ってないぞ!あれはただの冗談のつもりで言ったんだ!まさか、本気にするとは思わなかったな!」
桜「もう、小狼君ったら、そんな事言ったの?」
小狼「いや、雨寺だったら、流石にバレないだろうと思ったから、つい!それより、どうして、お前が怒るんだ?」
桜「もう良いよ!」
小狼「良くない!ちょっ、ちょっと、待て!俺の話を聞け!さくら!」
桜「冗談で、こんな事、言って良いと思ってるの?小狼君、ちゃんと、謝った方が良いと思うよ!あのね、小狼君は最近、ふざけた事し過ぎだよ!昔の意地悪な小狼君に戻ったみたいだよ!良い子になったと思ったのに、さくらは本気で怒ってんだよ!」
小狼「それはごめん、悪かった!許してくれ!」
桜「やだ!もう、絶対に、やだ!もう、そんな事言って、またやるつもりなんでしょ?知世ちゃんが言ってた男の子は悪ふざけをするのが大好きなんだってさ!小狼君は違うと信じてたのに!小狼君、ちょっと、頭冷やしたら、良いと思うよ?さくらは帰るね!」
小狼「お~い!さくら!さく~ら!」
桜はファミリーレストランから足早に去って行った。
小狼(あ~あ、余計な事、言うんじゃなかった!)
小狼は桜が居なくなって、項垂れている。
輝(僕のせいか!ごめんな、李!)
「ごめん、悪かった!」
小狼「別に、お前のせいじゃない!俺が悪いんだ!」
小狼はかなりまいっている様だ。一方、桜は小狼に対して、怒っていた。
桜「もう~、小狼君の馬鹿!あっ!あれは、紅葉ちゃんと椿さんじゃないの?あんな所で何してるんだろ?」
桜はファミリーレストランの近くに在るゲームセンターで、クレーンゲームをしている紅葉と椿を見つけた。
紅葉「あっ、さくらちゃん、聞いてよ?この人がね、家に・・・」
椿「あら?紅葉ちゃん、私がどうかしたんでしょうか?私はただの暇つぶしですわ!」
椿は紅葉にぶっきらぼうに答えると、桜は2人の事は他所に突然、こう言い出したのだ。
桜「うわぁ~、クレーンゲームで、クマさんを捕れるなんて、2人共、凄いよぉ~!でも、私には無理だよ!」
桜は2人を見て、目を輝かせながら、感動していた。
椿「そんな事ないですわ。慣れたら、さくらちゃんにだって、出来ますわ!」
桜「そうですか?私、やってみます!」
(小狼君が謝るまで、許さないんだから!)
桜はお金の無駄遣いしたら、怒られる事をすっかり忘れていたのだ。彼女はそんな事より、憂さ晴らしをする事しか、頭に無かったのだ。
一方、小狼達は桜が行った方へ、向かっていた。
小狼は漸く、ゲームセンターでクレーンゲームをしている桜を見つけた。しかし、そこには何故か、紅葉と椿が居た。
小狼「さっきはごめん!まだ、怒ってるのか?」
桜「・・・」
小狼「ああ、そうか!だったら、これで、決着を付けないか?」
小狼はエアホッケーを指さして、桜に言った。
桜「あっ、でも、私、やった事ないよ!小狼君もやった事あるの?」
小狼「ないよ!でも、やり方なら判る。ここに入れれば、良いんだろ。」
椿「李君は良くご存じで。」
小狼「椿さん、これ位、見れば判ります、よ!?って、ええええぇっ!?どうして、椿さんがここに居るんですか?」
椿「まぁ、これには色々と事情が有りますのよ。はぁ~!」
椿は小狼に答える。
紅葉「どうせ、家で何か遭ったってとこでしょ!」
椿「あ、貴女には関係有りませんわよ、もみじちゃん!勝手に、口を挟まないで下さらない?」
椿は紅葉に言い返す。しかし、図星の様だ。一方、小狼と桜はそんな事は他所にエアホッケーをやっていた。
輝は椿と紅葉を見て、呆れ顔で言った。
輝「2人共、頭を冷やせよ?」
紅葉・椿「貴方は黙ってなさい!」
2人は輝に口々に言う。
輝「お前らの言いたい事は分かった。じゃあ、勝手にしろ!」
輝はそう言うと、ゲームセンターを出て行った。
5へ
桜「ねえ、一体、どしたの?小狼君!」
桜は小狼に訊ねた。
小狼「一体、あの女は何なんだ?」
紅葉「ああ、あの人?ただのむかつく人!」
輝「確か、学校の生徒で2番目に凄い人だったと思う!で、ちょっと変わった人?僕達は一様、生徒会役員!」
紅葉「変な人の間違いじゃないの?あきらちゃん!」
桜「ちょっと変わった人って、知世ちゃんみたいな人?」
小狼「生徒副会長で大道寺みたいな変な人か!あんな人で学校は大丈夫か?」
輝「大丈夫か、どうか、判らないけど、この人で今までやって来れたんだから、大丈夫じゃないのか!」
小狼(答えになってないぞ!)
「そ、そうか!」
桜「そうなんだ!でも、椿さんと何時出会ったの?」
小狼(そんな事、聞いてどうするんだ?さくら!)
輝「えっ!?えっと・・・」
紅葉「!?」
(もう、この子は何て事、聞くの?)
輝と紅葉は桜の言った事に驚いたのである。
輝「あっ、あれは3年生の頃だったと思う!学校の帰りに偶然、椿さんと出会ったんだ!椿さんは買い物の帰りだったらしい!買って来た林檎を紙袋から椿さんが坂から転がしたのを僕が拾ってあげたんだ!その後、アップルパイを御馳走するから、家に来てと誘われたんだけど、僕は急いで逃げたんだ!」
桜「そうなんだ!」
小狼(怪しい女だと思って、逃げたんだな!)
紅葉(くっ、アイツめ、今度、会ったら、許さないんだから!)
桜「紅葉ちゃん、どうしたの?」
紅葉「えっ、あ、何でもないから、気にしないで!さくらちゃん!」
桜「そうなの?」
小狼(この女、さっきからどうしたんだ?何か、怖いぞ?)
紅葉「ちっ!」
(あきら、その女のどこが良いのよ?その人よりも、あたしの方が可愛いんだからね!)
輝(ん?何か、寒気がして来た様な?冷房で冷えたのだろうか?)
輝は突然、身震いを感じた。
輝「何か、寒気がする!」
桜「そうなの?冷房で冷えたんじゃないの?」
輝「有り難う、木之本さん!上着を着るよ!」
小狼(い、いや、違う!2人共、その寒気じゃないだろうが!それは、・・・こいつ、藤堂からしてるんだって!)
小狼は紅葉から漂ってくる殺気にビビッていた。
?「僕の事、呼んだ?ん?これは一体、何が有ったんだ?」
眼鏡の男が輝達の目の前に現れたのだ。どうも、この人が生徒会長らしい。
輝・紅葉「せ、生徒会長!?別に、貴方を呼んだつもりは有りません!」
生徒会長「ああ、そうなんだ!そ、/////それより、白峰君は見かけませんでしたか?」
小狼(な、何だ?この人は!この人が生徒会長?何か、胡散臭いなぁ?)
桜「椿さんなら、とっくに、帰られましたよ!」
漣「あ、そ、/////そうですか!後、僕は生徒会長の漣(さざなみ)です!白峰君に宜しくお伝え下さい!」
桜「あっ、はい!椿さんに会ったら、伝えて置きます!漣さん!」
漣はレストランを後にした。
輝「つ、伝えなくて良いです!」
桜「ほえ?何でなの?雨寺君!」
輝「い、いや、木之本さん?何でって、聞かれたも!だ、駄目なものは駄目なんだ!」
紅葉「あ~あ、ホントに、めんどくさい男ね!アンタは!後、あの漣っていう生徒会長もね!正直ウザいんだけど!」
輝「今、お前、何か、言ったか?僕はお前の方がめんどくさいわ!ホンマ、お前はうっとうしい事しか言わないしな、消えて欲しいんだけど?」
紅葉「あっそう?帰るわよ!もみじが帰りゃ良いんでしょ?馬鹿あきら!さようなら!」
紅葉は怒って帰っていた。残された桜と小狼は途方に暮れていた。
小狼「あの、雨寺、お前はな、・・・」
輝「な、何だ?李!」
桜「雨寺君って、本当は紅葉ちゃんの事、どう思ってるの?」
輝「はぁ!?何で、そんな事聞くんだよ?」
桜「そこは今、はっきりさせて置こうよ?ね!知世ちゃんがね、言ってたよ!そういう所、はっきりしないと、女の子に嫌われるんだって言ってたよ!実際の所、紅葉ちゃんと椿さんのどっちが好きなの?」
輝「なっ、何言ってるんだ、このコイツは?李、木之本さんの事、止めてくれ?」
小狼「うっ、さ、さくらの奴は言い出したら、聞こうとしないんだ!」
輝「そ、そんなぁ~!?そんなのって、有りなのか~?う~ん、どっちかっと言ったら、椿さんかなぁ?」
(どっちも、どっちなんだけどな!)
桜「そ、そうなんだ!じゃあ、この際だから、椿さんに・・・ちゃんと、言っといた方が良いと思うよ?雨寺君!好きだって!」
輝「うっ、/////うわぁ!?な、な、な、な、何で、そんな事、言わなくちゃいけないんだよ?/////」
小狼「さくら、お前は!いい加減にしろ!雨寺は困ってるだろう?」
桜「だ、だって!だって!小狼君、紅葉ちゃんと椿さんは雨寺君の本当の気持ちを知りたいはずだもん!」
小狼「いや、確かに、そうかもしれないけど、お前には関係ないだろう!余計な事に首を突っ込むな?」
桜「ごめんなさい!」
輝「ああ、確かにそうだな!僕がはっきりしないのが悪いんだな!」
小狼「何だ、解ってたのか?だったら、何で、・・・」
輝「えっ、そ、それは、・・・アイツが悪いんだ!」
小狼「アイツって、藤堂の事か?」
輝「そうだ!紅葉が話をややこしくするからこうなったんだ、よ!」
輝は続ける。
輝「アイツは自分の好きだって、気持ちを曲げようとはしないからな!それで、困ってるんだよ!」
桜「それって、すごい事だね!」
小狼「何が凄いんだよ?さくら!こいつにとっては好きでもない女に振り回されて、凄く迷惑してるんだぞ?それがお前は判らないのか?」
輝「それも、幼馴染歴13年、正直、僕は疲れたよ!」
小狼「な、長いなぁ!」
桜「ほえっ、13年!?千春ちゃんと山崎君より長いね!」
小狼「それは当たり前だろ!確かに、山崎と三原は4,5歳位の頃から、一緒だからな、それは長いだろうよ!雨寺、あの人とは何時頃から、一緒なんだ?」
輝「僕が小学校3年生頃だから、・・・確か、今年で5年目かなぁ!」
桜「私と知世ちゃんと一緒だね!」
小狼(さくらは大道寺と付き合ってから5年目になるのか!それから、ずっと、さくらはアイツに酷い事をされて来たんだろうな?可哀想に!俺が出来るものなら、変わってやりたいよ!)
桜「小狼君?どうかしたの?青白い顔して?」
小狼「いや、何でも無い!」
桜「そ、そう?なら良いけど!」
?「はい、こんにちは!あんれぇ~?つばきちゃんは?」
輝「い、今村!?ど、どうして、お前がここに、居るんだよ?」
小狼「あ~あ、また、変な奴が来たぞ!もう、勘弁してくれよ!」
菜桜「お前は変な奴って、何だよ?アンタは失礼な奴だなぁ!それより、つばきちゃんは?雨寺!」
輝「そんなの、知るか!」
菜桜「ええっ~!?さっき、つばきちゃんの家のメイドさんの宗方さんがつばきちゃんが家に帰ってないから、心配して探してたぜ!」
輝「いや、何時もの事だろ!お前も、椿さんに何かしたんじゃないのか?」
(椿さんは宗方さんっていう、メイドさんの事が嫌いなんだろうな!)
菜桜「な、何を言ってんだよ?雨寺!んな事するわけないだろう!あっははは!」
輝「笑いじゃないだろう!ほら、ちゃんと謝って来い!今村!」
菜桜「あっ、いたたたっ、何するんだよ?雨寺!つうか、押す事ないだろう!あっ、それより、この前さ、可愛い娘(こ)を見つけたんだけど、その娘、少し黒髪で、瞳が雨雲の様な灰色で小柄な娘だったよ!それから、うちの中等部の制服着てたぜ!今度、声掛けてみようと思うんだけど良いかなぁ?」
輝「だ、駄目だ!」
(って、それは俺なんだけど!)
菜桜「何で?あんな可愛い娘、今時居ないと思うけど、あ~あ、残念だなぁ!ん?まさか、お前、狙ってるの?」
輝「そんなわけないだろ!馬鹿か?お前は!」
菜桜「どうせ、馬鹿ですよ!まぁ、いっか!本人に今度、直接聞いてみようっと!」
輝(コイツ、とんでもない女たらしだ!もう、関わりたくない!あ~あ、今村はホント、正直めんどくさい奴だな!)
「お前の戯言は聞き飽きた!とっと失せろ!」
菜桜「その言い方、無くない?まぁ、良いけど、俺は勝手にやらせて貰うから!」
輝「もう、何も言う気を失せた!もうお前なんか知らない!僕に構わないでくれ?」
(あ~あ、コイツ、全く解ってない!コイツ、何を言っても無駄だな!ああああ、これから、どうすれば良いんだ?)
菜桜「また、明日!バイバイ!」
輝(今村はホント、嫌な奴!)
菜桜は輝の頬を突くと、ファミリーレストランから出て行った。
桜「何なのあれ?」
小狼「アイツは一体なんだよ?」
桜と小狼は呆れた顔をしながら、見ていた。
輝「最後のあれは何なんだ!聞かれても、絶対、無視してやるから!あ~あ、あんな事、引き受けるんじゃなかった!」
輝は沈んだ声で言った。
輝「あれは全部、紅葉達のせいだ!」
小狼「いや、その相談に乗ったお前も悪いんじゃないのか?」
桜「嫌なら、最初からやらなきゃ、良いと思うよ!」
桜と小狼から一方的に責められた。
輝「アンタも言ったじゃないか?」
小狼「えっ!?俺はあんな事、本気で覚えは言ってないぞ!あれはただの冗談のつもりで言ったんだ!まさか、本気にするとは思わなかったな!」
桜「もう、小狼君ったら、そんな事言ったの?」
小狼「いや、雨寺だったら、流石にバレないだろうと思ったから、つい!それより、どうして、お前が怒るんだ?」
桜「もう良いよ!」
小狼「良くない!ちょっ、ちょっと、待て!俺の話を聞け!さくら!」
桜「冗談で、こんな事、言って良いと思ってるの?小狼君、ちゃんと、謝った方が良いと思うよ!あのね、小狼君は最近、ふざけた事し過ぎだよ!昔の意地悪な小狼君に戻ったみたいだよ!良い子になったと思ったのに、さくらは本気で怒ってんだよ!」
小狼「それはごめん、悪かった!許してくれ!」
桜「やだ!もう、絶対に、やだ!もう、そんな事言って、またやるつもりなんでしょ?知世ちゃんが言ってた男の子は悪ふざけをするのが大好きなんだってさ!小狼君は違うと信じてたのに!小狼君、ちょっと、頭冷やしたら、良いと思うよ?さくらは帰るね!」
小狼「お~い!さくら!さく~ら!」
桜はファミリーレストランから足早に去って行った。
小狼(あ~あ、余計な事、言うんじゃなかった!)
小狼は桜が居なくなって、項垂れている。
輝(僕のせいか!ごめんな、李!)
「ごめん、悪かった!」
小狼「別に、お前のせいじゃない!俺が悪いんだ!」
小狼はかなりまいっている様だ。一方、桜は小狼に対して、怒っていた。
桜「もう~、小狼君の馬鹿!あっ!あれは、紅葉ちゃんと椿さんじゃないの?あんな所で何してるんだろ?」
桜はファミリーレストランの近くに在るゲームセンターで、クレーンゲームをしている紅葉と椿を見つけた。
紅葉「あっ、さくらちゃん、聞いてよ?この人がね、家に・・・」
椿「あら?紅葉ちゃん、私がどうかしたんでしょうか?私はただの暇つぶしですわ!」
椿は紅葉にぶっきらぼうに答えると、桜は2人の事は他所に突然、こう言い出したのだ。
桜「うわぁ~、クレーンゲームで、クマさんを捕れるなんて、2人共、凄いよぉ~!でも、私には無理だよ!」
桜は2人を見て、目を輝かせながら、感動していた。
椿「そんな事ないですわ。慣れたら、さくらちゃんにだって、出来ますわ!」
桜「そうですか?私、やってみます!」
(小狼君が謝るまで、許さないんだから!)
桜はお金の無駄遣いしたら、怒られる事をすっかり忘れていたのだ。彼女はそんな事より、憂さ晴らしをする事しか、頭に無かったのだ。
一方、小狼達は桜が行った方へ、向かっていた。
小狼は漸く、ゲームセンターでクレーンゲームをしている桜を見つけた。しかし、そこには何故か、紅葉と椿が居た。
小狼「さっきはごめん!まだ、怒ってるのか?」
桜「・・・」
小狼「ああ、そうか!だったら、これで、決着を付けないか?」
小狼はエアホッケーを指さして、桜に言った。
桜「あっ、でも、私、やった事ないよ!小狼君もやった事あるの?」
小狼「ないよ!でも、やり方なら判る。ここに入れれば、良いんだろ。」
椿「李君は良くご存じで。」
小狼「椿さん、これ位、見れば判ります、よ!?って、ええええぇっ!?どうして、椿さんがここに居るんですか?」
椿「まぁ、これには色々と事情が有りますのよ。はぁ~!」
椿は小狼に答える。
紅葉「どうせ、家で何か遭ったってとこでしょ!」
椿「あ、貴女には関係有りませんわよ、もみじちゃん!勝手に、口を挟まないで下さらない?」
椿は紅葉に言い返す。しかし、図星の様だ。一方、小狼と桜はそんな事は他所にエアホッケーをやっていた。
輝は椿と紅葉を見て、呆れ顔で言った。
輝「2人共、頭を冷やせよ?」
紅葉・椿「貴方は黙ってなさい!」
2人は輝に口々に言う。
輝「お前らの言いたい事は分かった。じゃあ、勝手にしろ!」
輝はそう言うと、ゲームセンターを出て行った。
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プロフィール
HN:
碧 茶々
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1986/01/06
職業:
フリーター
趣味:
読書,J-POPのCDを聴く事!
自己紹介:
出身地:大阪府東大阪市
血液型:A型
星座:山羊座
干支:寅年
性格:回りくどい
自分をさくらのキャラに例えると:李小狼
学生時代の部活:図工クラブ・音楽クラブ(小学校),茶道部・華道部(中学校),茶道部・箏曲部(高校),茶道部(短期大学)
以前やっていた習い事:水泳,民謡
資格・免許:英検4級,茶道初級:入門・小習・茶箱点[茶箱手前]
好きな食べ物:チョコレート,洋菓子,和菓子,甘い料理,こんにゃくなど
苦手な食べ物:レアステーキ(牛肉),牛肉のカレー,ローストビーフ
好きな飲み物:抹茶,紅茶,コーヒー(ブラック以外は好き),柑橘系のジュース,炭酸飲料
好きなアーティスト:ZARD,倉木麻衣,クリスタル・ケイなど
好きなアイドル:嵐,TOKIO,Kinki kidsなど(昔はKinki kids萌えだったけど、最近は嵐萌え。松潤の笑顔が爽やかさが堪らん。後、松潤は女の子っぽくて、可愛らしい所も好きです。松潤は相葉ちゃんに対して、ツンデレな所も可愛いです。魔性の甘党(肉も好きだけど、ロールケーキの方が好き。)で、お魚好きな大ちゃん、可愛い!城島さんはおっちゃんなのか、おばちゃんなのか、キャラがはっきりしない人です。)
好きな漫画:少女漫画,少年漫画,エロ漫画,ミステリー漫画,サスペンス漫画,ホラー漫画,オカルト漫画
好きな小説:恋愛小説,ミステリー小説,冒険小説,SF小説,サスペンス小説
好きなCCSキャラ:李小狼,木之本桜,大道寺知世,ケルベロスなど
その他の好きなキャラ:鈴木輝・星野爽歌(好きです!!鈴木くん!)など
好きなボーカロイド:鏡音リンレン,GUMI,神威がくぽ,結月ゆかりなど
好きな声優:くまいもとこ,坂本真綾,松本梨香,高山みなみ,林原めぐみ,折笠愛など(ほとんど、男性キャラだ!女性キャラも好き!)
血液型:A型
星座:山羊座
干支:寅年
性格:回りくどい
自分をさくらのキャラに例えると:李小狼
学生時代の部活:図工クラブ・音楽クラブ(小学校),茶道部・華道部(中学校),茶道部・箏曲部(高校),茶道部(短期大学)
以前やっていた習い事:水泳,民謡
資格・免許:英検4級,茶道初級:入門・小習・茶箱点[茶箱手前]
好きな食べ物:チョコレート,洋菓子,和菓子,甘い料理,こんにゃくなど
苦手な食べ物:レアステーキ(牛肉),牛肉のカレー,ローストビーフ
好きな飲み物:抹茶,紅茶,コーヒー(ブラック以外は好き),柑橘系のジュース,炭酸飲料
好きなアーティスト:ZARD,倉木麻衣,クリスタル・ケイなど
好きなアイドル:嵐,TOKIO,Kinki kidsなど(昔はKinki kids萌えだったけど、最近は嵐萌え。松潤の笑顔が爽やかさが堪らん。後、松潤は女の子っぽくて、可愛らしい所も好きです。松潤は相葉ちゃんに対して、ツンデレな所も可愛いです。魔性の甘党(肉も好きだけど、ロールケーキの方が好き。)で、お魚好きな大ちゃん、可愛い!城島さんはおっちゃんなのか、おばちゃんなのか、キャラがはっきりしない人です。)
好きな漫画:少女漫画,少年漫画,エロ漫画,ミステリー漫画,サスペンス漫画,ホラー漫画,オカルト漫画
好きな小説:恋愛小説,ミステリー小説,冒険小説,SF小説,サスペンス小説
好きなCCSキャラ:李小狼,木之本桜,大道寺知世,ケルベロスなど
その他の好きなキャラ:鈴木輝・星野爽歌(好きです!!鈴木くん!)など
好きなボーカロイド:鏡音リンレン,GUMI,神威がくぽ,結月ゆかりなど
好きな声優:くまいもとこ,坂本真綾,松本梨香,高山みなみ,林原めぐみ,折笠愛など(ほとんど、男性キャラだ!女性キャラも好き!)
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