ハローウィンも、文化の日も過ぎたけど、ブログ小説の＜女装コンテスト＞を今日からUPします。またもや、CCSとオリジナルのコラボです。男の子達が主役です。後、最初に言っておきますが、オリジナルキャラクターと女装が苦手と仰る方はお読みにならないで下さい。それ以外の方は下記からお読み下さい。

[2回]

＜女装コンテスト第１話＞

　今年も、大道寺と本城が実行委員をやる事になった。

知世「今年、初めて他校との交流を深める為に交流会を開く事になりましたの！」

生徒「実行委員さん、今年は何をするんだ！」

小狼（なんか、嫌な予感がするなぁ！）

　小狼は身震いを感じた。

桜「小狼君、どしたの？具合でも悪いの？」

　隣の席の桜が心配そうに小狼に声を掛けた。

小狼「いや、何でもない！」

桜「なら、良いけど！」

知世「女装コンテストですわ！」

　小狼の嫌な予感が的中した。

小狼（女装コンテストだと？冗談じゃない！俺は絶対に出ないぞ！）

真（絶対に嫌だ～！）

　真は知世の隣で肩を落としていた。

　一方、山崎，エリオル，奈緒子らのクラスメイト達は人事だと思って、はしゃいでいたのだ。

真「で、コンテストに出場したい方は立候補してくれると有り難いですが、多分、居ないと思うので、推薦で決めたいと思います！」

知世「ちょっと、待って下さいな？真君！勝手に話を進めないで下さい！立候補してくださる方はいらっしゃると私は思いますわよ！」

真「いや、俺は居ないと思うよ？ともよちゃん！」

知世「まだ、そうとは言い切れませんわよ？真君！山崎君と柊沢君は辺りは出て下さると思いますわ！後、李君は出て頂かないと私が困るので！」

真「山崎と柊沢は解らなくはないけど、何故？李が出てくるんだ？」

知世「何か、私の話に問題でもお有りですか？真君！なら、李君の代わりに真君が出て頂いても、私は構いませんのよ？それはそれで興味深いですわね！」

真「俺は絶対に出ないからな！李も、絶対に出ないから！ともよちゃんの馬鹿！本人達の意見を聞いてないくせに！」

知世「解りましたわ！本人達の意見を聞いてみようではありませんか？山崎君と柊沢君は出場するつもりはありますの？」

山崎「僕は千春ちゃんに怒られると嫌だから、出ないで置くよ！」

エリオル「僕が出ると観られなくなるので、出場しませんよ！僕は李君に是非、出場して欲しいですね！」

小狼「余計な事を言うな！柊沢！俺はぜ～ったいに出ないからな！」

知世「全員、意見が一致とは驚きましたわね！ああ、私、超絶悲しいですわ！やっぱり、皆さんの意見を早めに聞くべきでしたわ！」

　知世は屈辱を味わったのである。

知世「そういう事ですので、真君には出て頂かないと、困りますわ！勿論、李君にも！」

真「何がそういう事だよ！ともよちゃんが何を言っても、俺は絶対に出ないから！」

小狼「俺も嫌だ！」

知世「私と女子生徒達の楽しみを汚すなんて、許し難い事ですわ！」

小狼「そんな事知るかよ！その前に何か、忘れてないか？」

知世「何の事でしょうか？」

小狼「何処の学校と闘うんだ？大道寺！」

桜「あっ！それ、聞いてなかったよ！知世ちゃん！何処の学校と闘うの？」

知世「四葉学院中等部ですわ！」

つづく・・・