今回も、私の代わりに知世ちゃんが桜レポートします。次から、スタートです。後、前回のお話はこちらです。

[3回]

＜知世の桜レポート２～最終話～＞

知世「私の桜レポートは今回で最終話になると、このブログの管理人さんの碧さんが仰ってましたわ！本当にそうでしょうか？わたくしとしてはまだ、終わらないで頂きたいんですのよ！ああ、寂しいですわね！今回は何方が居らっしゃるんでしょうか？また、瀬戸強君ではないでしょうね？それだけは勘弁を！」

　知世の嫌な予感は的中したのだ。

強「また、来ましたよ！知世お姉さん、こんにちは！あれぇ～、どうしたんですか？」

知世「また、貴方ですの？さくらちゃんが来て下さると思いましたのに！何ですの？貴方は？今回も、愚痴を仰りに来たのではないでしょうね？」

強「何で、解ったんですか？」

知世「乙女の勘ですわ！私は瀬戸君の愚痴を聞きに来た訳ではありませんのよ！なので、今日は雨が降る前にお帰りなさいませ！」

強「ええ～！？今日は最新情報を持って来たのに、帰れと仰るんですか？」

知世「解りましたわ！聞いて差し上げますわ！それって、何ですの？」

強「お姉さんの幼馴染の本城真さんに似た人をこの前に友枝中央公園の桜の木の下のベンチでみかけんですよ！」

知世「えっ！？そうなんですの？それって、本当に真君なんですの？」

強「俺はそうだと思いますよ！髪の毛を茶色でしたけどね！イメチェンしたんでしょうか？」

知世「イメージチェンジ！？真君がですの？それは確かめてみませんと・・・」

　因みに言い忘れましたが、ここは知世のお屋敷である。

　知世は強と共に自分の家を出たのである。

～ペンギン公園事、友枝中央公園～

知世「瀬戸君の仰る例のベンチの前にやってきましたわ！」

　桜の木の下のベンチには蜂蜜色のボブカットの少女と茶髪の少年が座っていた。

知世「あら？さくらちゃん、李君、こんにちは！」

桜・小狼「こんにちは！」

知世「こんなところ、さくらちゃん達はお弁当ですの？」

（こんな事なら、ビデオカメラを持って来るんでしたわね！）

桜「うん、そうだよ！知世ちゃんは何しに来たの？」

小狼「何しに来たんだ？大道寺！」

知世「そこに、真君いや、本城君が居ると、瀬戸君にお聞きしたので、ここへ来たんですのよ！」

桜「あのね、それって、茉莉ちゃんの事じゃないの？」

小狼「ああ、それって、本城の姉貴じゃないのか？」

知世「えっ！？そうですの？さくらちゃん！李君！」

桜「そうだよね？小狼君！」

小狼「ああ、そうだよ！先程まで、本城の姉貴の奴はそこに居たなぁ！な、さくら！」

桜「うん！何か、茉莉ちゃんがね、髪を短く切って言ってたよ！」

知世「そうですの！茉莉ちゃんが！確かに、瀬戸君に仰った事は半分、正解でしたわね！」

強「でしょ！俺の言った通りだったでしょう！お姉さん！」

　しかし、知世は不満そうだった。

知世「ですわね！ですが、真君ではなかったんですのね。何て、残念なんでしょう！こんな事なら、来なければ良かったですわ！」

桜「ねえ、知世ちゃん！折角、来たんだし、一緒にお弁当を食べようよ？」

知世「良いですの？さくらちゃん！では、お言葉に甘えさせて頂きますわ！」

小狼「さくらがそう言うんだし、まぁ、良いか！」

知世「李君も、有り難うございます！」

強「俺はお邪魔みたいなので帰ります！」

知世「あら、物分かりが宜しい事！」

　強は渋々、帰って行った。

知世「雨が降りそうなので、続きは私のお家で食べませんか？」

桜「うん、そうだね！」

　知世達は知世のお屋敷へと向かった。

知世（今年はまだ、桜のお花は蕾ですわね！桜のお花が咲くのが、待ちどうしいですわ～！満開になったら、さくらちゃん達と一緒に、また、ここへ来ましょうね！ね、さくらちゃん！）

おわり